家財道具は取り上げられる?
個人再生なら家財道具を保持も可能
借金返済の制度を利用すると、家財道具までもっていかれるというイメージが強いと思います。 現実に家財道具をもっていかれるケースもあるので、完全に間違いとはいえません。 ただ、家財道具をもっていかれない、借金救済制度もあります。 個人再生ならば、家財道具を保持したまま制度を使うことが可能なのです。
その理由を見てみましょう。自己破産は、原則、必要最低限の生活 用品を除いて、債務者が保有する全部の財産は強制的に換価されます。 ただ、個人再生は先に期待される収入から裁判所が承認する再生計画通 りに債権者に返済をするので、自己破産と違い債務者の財産が全て処分される ことはないのです。
それぞれの制度の特徴を前もって理解しておくこと
なので、これまで通りの生活を送ることもできるのです。どうしても取られたくない家財道具 をお持ちでしたら、個人再生をうまく使うことが大事になります。ローン中の車など、例外で 持っていかれる物も存在しますが、きちんと個人再生の知識をもって動けば、有利になるのです。 自己破産や個人再生等、それぞれの制度の特徴を前もって理解しておくことが非常に大切なのです。